Background: 永久歯のステンレススチールクラウン(SSC)の使用に関する情報は限られている。 このレトロスペクティブ・コホート研究の目的は、特別なニーズを持つ人々において、アマルガムやコンポジットレジン修復物と比較したSSCの長期臨床成績と、SSCのX線写真の成績を提示することである。

Methods: 本研究は、カナダ・オンタリオ州トロントにあるマウントサイナイ病院特別支援者向け歯科クリニックで、SSC修復を1回以上行った患者271名を対象とした。 合計2,621本の臼歯部永久歯修復が記録された:766本のSSC、1,651本のアマルガム修復、204本のコンポジットレジン修復である。 臨床分析には、記録された各修復物の患者人口統計、治療パラメータ、結果評価が含まれる。 SSC修復物のX線分析には、127枚の咬合面X線写真と118枚の歯根端X線写真、歯根間骨量測定、Periapical Index Scaleによる歯根端状態の評価が含まれます。

結果 新規SSC修復物およびアマルガム修復物の10年生存率は、それぞれ79.2%と63.5%であった。 SSCの失敗例91例の内訳は,受け口2例,交換例33例,抜歯56例であった. 失敗時の主な診断名は,慢性歯周病(25件),SSCの緩みや紛失(24件)であった. 528本の従来型修復物のうち、60%がSSCに置換された。 中遠心部位からの平均歯槽骨量は1.36ミリメートル、1.40ミリメートルであった。 したがって、記録された部位の93%は2ミリ以下であり、健常者と分類された。 SCC前とSSC後のすべての歯根膜X線写真には、平均8.4年(1~29.1年)にわたって記録された健康な歯根膜指数スケールスコア(1または2)があった。

結論。 SSCは後期永久歯列の修復において耐久性のある治療法である.

実践的意義。 ステンレススチールクラウンで修復した臼歯部永久歯は10年間の耐久性が期待でき、重度のう蝕や破折した臼歯部永久歯に対して有効な治療選択となる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。